実録・にいやんねえやんの
はじめてのお引越し



前のページからの続き)


ねえやんパパママの加勢に、不動産会社の主任も
「とにかく一週間後に見積を入れますので・・・」と逃げの答えで、検査終了。
しかし、約束の一週間が経っても音沙汰がなく、こちらから連絡したところ
「クロス張替えの見積中につき、もう少し返事は待って欲しい」と。

ちょっと待った!クロス張替えは勝手にやってもらって結構だけど
その費用はこちらでは絶対負担しません!と強く主張しました。
で、関係者の間ですったもんだの末、
住宅メーカー(〇イワホーム)の施工不良により張替え、
となったようです。

ふすまについては、紙製だけど特殊なコーティングがしてあるので
けっこう高価なんだそうです。
でも、クロス換えにあわせて、メーカーから直接仕入れるので
安くいける様子。

流しについては、どうなったかわかりません。

そんなわけで、掃除代込で8万5千円程度が敷金から差し引かれるとの連絡がありました。
想像よりも安く済んだので、安堵しております。

なんだかんだと不動産屋に文句を言ってきましたが、
前の家、本当に本当に好きだったんですよー。
次の入居者も新婚さんだそうで、その人たちが
きれいに生まれ変わった部屋で、気持ちよく新生活を始められるんだったら
騒いだ甲斐もあったのかな、と都合よく解釈する
にいやんねえやんなのでした。


(注)
・ 敷金などの考え方について、静岡と関西では慣習の違いが若干あります。
・ 原状回復をめぐるトラブルについて、国土建設省がガイドラインを定めてるほか
 ネット上にさまざまな事例、解説などがあります。興味のある方やその必要に迫られてる方、
 よく研究してください。



<納得の火災保険編>

アパートを借りると、火災保険に入れと不動産屋に指示されます。
たいていは、提携の保険会社のおしきせのプランがあって、
入居と同時に申し込むようになってます。

しかし、少しでも費用を浮かしたい、にいやんねえやん。
損保会社に勤める親戚に仲介をお願いしたところ、
地元の個人代理店らしき中年男性が派遣されてきました。

「これから5年以内に東海地震が来ると言われています」と
いきなり脅かされたうえで地震保険の説明、
それから、「ピカイ〇くん」という
いろいろな特約のついた総合保険を、話巧みに勧めてきます。

地震保険の必要性は、元々にいやんも感じていたのですが、
なにせ保険料が高い。ということで、保険屋さんが持参した
パソコン(保険料試算ソフト)を囲んで、
削れる部分をあれこれ探っていくこととなりました。

まず、保障金額の見直し。
家財の算定は、なかなか難しいのですが、
今まで入っていた保険よりも保障を3割カットすることにしました。

つぎに、構造上の割引の検討。
新しいアパートは木造(2×4タイプ)なんですが、
外壁等の構造が一定の基準を満たしていれば、
鉄骨造なみの安い保険料となるのです。

「このアパートは耐震耐火もしっかりしてる」と、〇東建託の営業が
言ってたし、当然この割引は受けられるものだろうと思ってました。
保険屋さんも「不動産会社から証明書類は直接もらいますから」と言ってたので、
問題ないかと思ってたのです。
しかし・・・
な、なんと割引適用外だったことが、後日判明しました。
それまで、〇東建託の営業は、
保険屋さんの照会に、のらりくらりと対応していたようで・・・。

これでは、要らない特約は省かなくてはいけません。それまで
ずっと豪華プラン「ピカイ〇くん」で話が進んでいたのですが、
シンプルな保険プランと、両方見積をお願いしたところ、
保険屋さん、さりげなくも激しい抵抗を見せます。
(もちろん「ピカイ〇くん」は営業のポイントが高いそうです。)

「ここはもう、ピカイ〇くんで決めちゃってください!」
「地震保険はピカイ〇くんのほうが安いんですよ!」(うそ。後から訂正)
と強気な説得もむなしく、
シンプルプランで契約することとなったのです。

それでもやっぱり保険料はだいぶ上がったんですが、
不動産会社では、こんな丁寧な説明は聞けません。
自分たちの生活にフィットした保険に入れて、
にいやんねえやんはたいへん満足しております。



続く


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