実録・にいやんねえやんの
はじめてのお引越し



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<引越し作業編>

やる気満々だったア〇さんの営業担当は、
見積り即決の日に、荷造り用の段ボール50箱を
置いていきました。
そこで、毎日3個ずつ荷物を詰めるという
目標を立てましたたのですが、
生活用品というのは直前になるまでしまえないもので、
なかなか作業ははかどりません。

そうこうしてるうちに、引越し数日前。
大阪からねえやん両親が応援に駆けつけ、
日中もずっと作業してくれたので、
部屋中が段ボールで埋まりました。

引越し当日、約束の時間より幾分早めに
ア〇さんの4トントラックが到着。
運転手の中年リーダーと作業員の4人チームです。
事前確認を済ませるやいなや猛烈に働き始めました。
それは、まさにア〇さんのよう。
にいやんねえやんたちは、部屋の隅っこで邪魔にならないよう
観察に励んでしまいました。

まずは小物の運び出し。
トラックまで大事に段ボールを運んで
部屋までダッシュで走って戻ってきます。

それから、大きい家具は特殊な保護用の布でくるみ、
電化製品はひとつひとつプチプチでラッピング。
その手際よさったら、まさに職人芸です。

大物の運び出しは、共同作業。
リーダーは若手に的確な指示をビシビシとあびせていきます。
「ハバチュウ」と言ったら、幅注意ってことです。
それぐらいわかるか。

いやー、しかし家財ってたくさんあるもんで、
最終的に4トントラックが満杯になってしまいました。
見積のとき、営業の人が「意外にありますね〜」と言ってたのは
値段をふっかけようとしてるに違いない、と思ってたんですが、
彼の見る目は確かだったです。脱帽。


続く


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